同じ「ホームページを作りたい」という相談でも、見積りが10万円の会社もあれば、100万円を超える会社もあります。金額の差は、何が含まれているかの差です。この記事では、制作費が何で決まるのか、見積りを比べるときにどこを見ればいいのかを説明します。
制作費を決める6つの要素
ホームページ制作の費用は、ほとんどが「作業にかかる人の時間」です。時間を増やす要素は、主に次の6つです。
1. ページ数
ページが増えるほど、構成・デザイン・コーディングの作業が増えます。ただし、お知らせやブログのように同じ型で増えていくページは、型を一度つくれば追加の費用はあまりかかりません。
2. デザインの作り込み
既存のテンプレートをもとに色や写真を差し替えるのか、ゼロからオリジナルのデザインを起こすのかで、費用は大きく変わります。動きのある演出や、ページごとに違うレイアウトを求めるほど高くなります。
3. 原稿と写真を誰が用意するか
見落とされやすいのがここです。文章を制作会社が取材して書く場合や、カメラマンが撮影に行く場合は、そのぶんの費用がかかります。自社で原稿と写真を用意できれば、費用は抑えられます。
4. 機能
お問い合わせフォームのような基本的なもの以外に、予約、会員登録、商品の購入、外部サービスとの連携などが入ると、システム開発の作業が加わります。
5. 更新の仕組み(CMS)
公開後に自社でお知らせや実績を更新したい場合は、WordPressなどのCMS(更新の仕組み)を入れます。更新する画面を使いやすく整えるほど、作業は増えます。
6. 公開後の運用・保守
サーバーやドメインの管理、WordPressの更新、表示の不具合への対応、更新作業の代行などです。制作費とは別に、月額でかかることが一般的です。
種類別の料金の目安
つくるものの種類によって、作業の量は大きく変わります。参考として、TSTLの料金の目安は次のとおりです。
| 種類 | 内容 | TSTLの目安 |
|---|---|---|
| LP(ランディングページ) | 広告やキャンペーン用の1ページ。構成・コピー・デザイン・コーディング・フォームまで | 10万円〜 |
| ホームページ | コーポレートサイト・採用サイト(5ページ以下)。WordPressとSEOの基本設定まで | 20万円〜 |
| ECサイト | Shopify・ecforce・EC-CUBEで構築。商品登録・決済・配送の設定まで | 30万円〜 |
| システム開発 | 予約・会員・在庫管理などの仕組み、業務システム | お見積り |
上の金額は目安で、ページ数・機能・納期によって変わります。また、サーバー代やドメイン代、有料のテーマやプラグインの費用は、制作費とは別にかかることがほとんどです。
見積りを比べるときに確認したいこと
複数の会社から見積りを取ったら、金額だけで比べず、次の点をそろえて見てください。
- 含まれている作業の範囲 原稿作成、写真の用意、スマートフォン対応、フォームの設置、SEOの基本設定が含まれているか。
- 修正の回数 デザインの修正が何回まで含まれているか。回数を超えた場合の費用はいくらか。
- 公開後の費用 保守費が月額いくらで、何をしてもらえるのか。更新を頼むときの費用はいくらか。
- データの持ち主 サーバーやドメインの契約者が誰か。制作会社を変えたくなったときに、サイトのデータを引き継げるか。
- 誰が作るのか 打ち合わせをした担当者と、実際に作る人が違うのか。外注に出す場合は、要望がどう伝わるのか。
とくにドメインとサーバーの契約者は、後でトラブルになりやすい部分です。できるだけ自社名義で契約しておくことをおすすめします。
費用を抑える方法
最初は必要なページに絞る
最初からすべてのページをそろえる必要はありません。まずは会社概要・サービス・お問い合わせなど必要なページで公開し、実績やブログは公開後に増やしていく方法もあります。
原稿と写真を自社で用意する
自社のことをいちばん知っているのは自社です。箇条書きのメモでも、伝えたいことを書き出して渡せれば、文章づくりにかかる費用を減らせます。
参考サイトを先に決める
「こんな雰囲気にしたい」という参考サイトがあると、デザインのやりとりの回数が減ります。気に入った点と、気に入らない点の両方を伝えられるとさらに進めやすくなります。
AIを取り入れている制作会社を選ぶ
最近は、コーディングやテスト、文章の下書きにAIを使う制作会社が増えています。TSTLでも、設計・コーディング・テスト・文章づくりの各工程にAIを取り入れ、人は判断と仕上げに集中することで、少ない工数で制作しています。浮いた工数は価格に反映しています。
依頼する前に準備しておくもの
相談の前に次のことを整理しておくと、見積りが正確になり、やりとりも短くなります。
- つくりたいもの(ホームページ・LP・ECサイト・システム)と、その目的
- いまのサイトのURL(あれば)
- ご予算と、公開したい時期
- 参考にしたいサイト
- 公開後に自社で更新したいページ
すべて決まっていなくても大丈夫です。わからない部分は、打ち合わせで一緒に決めていきます。
まとめ
ホームページ制作の費用は、ページ数、デザインの作り込み、原稿と写真の用意、機能、更新の仕組み、公開後の運用で決まります。見積りを比べるときは、金額よりも含まれている作業の範囲と、公開後の費用、データの持ち主を確認してください。必要なページに絞って公開し、原稿を自社で用意するだけでも、費用は抑えられます。
よくある質問
Q.01ホームページ制作の費用は何で決まりますか?
主に、ページ数、デザインの作り込み、原稿と写真を誰が用意するか、予約や決済などの機能、更新の仕組み(CMS)、公開後の運用・保守の6つで決まります。どれも作業にかかる時間を増やす要素です。
Q.02TSTLのホームページ制作の料金はいくらですか?
LP制作は1ページ10万円〜、ホームページ制作(5ページ以下)は20万円〜、ECサイト構築は30万円〜が目安です。システム開発・運用保守は内容によりお見積りします。
Q.03ホームページ制作の費用を抑える方法はありますか?
最初は必要なページに絞って公開する、原稿と写真を自社で用意する、参考サイトを先に決めておく、といった方法があります。AIを取り入れて工数を減らしている制作会社を選ぶのも一つの方法です。